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INFO:
【胎児外回転術について】 逆子を治すために受けた「胎児外回転術」👶 TikTokでもあまり見かけなかったので、 私が説明を受けた内容と費用についてシェアしようと思います 病院によって説明や同意書の内容は違うので もし検討中の方がいらっしゃれば その病院の説明と同意書をよく読み 疑問があれば医師に必ず確認し、よく納得した上で検討ください。 今回はあくまで私の一例のご紹介です🙏 ————————- 胎児外回転術に関する説明のまとめ ↓↓↓ 外回転術をする前は、一般的に「逆子」といわれる状態であり、帝王切開術が必要な状態でした。 1. 提案する医療の概要(目的・内容・必要性・有効性)u2028(1)目的:u2028骨盤位(逆子)から頭位への整復 u2028(2) 内容:u2028手術室で手技を行う。子宮収縮抑制薬を用いて、脊髄くも膜下硬膜外併用麻酔を行い、子宮収縮抑制と子宮弛緩を図る。用手的に腹部を圧排し、児を回転させ、骨盤位を頭位へと整復。外回転術は15分までとする予定。なお、外回転術が成功しなかった場合は、そのまま帝王切開術を行う。 u2028(3) 必要性:u2028骨盤位のままであれば帝王切開術となる。 u2028(4) 有効性:u2028産婦人科診療ガイドライン産科編(以下ガイドライン)や ACOG Practice Bulletin(米国の診療指針)ではその有効性が示されている。ガイドラインではその推奨度はC(考慮される医療行為)。u2028しかしながら、まれに外回転術成功後に再度骨盤位となる可能性がある。 2. 本医療を行う医師名*各担当医は、説明時に必ず医師名を記載してから渡す。 4. 起こりうる合併症と対応/起こりえる利益と不利益 (1) 起こりうる合併症と対応 子宮収縮抑制薬による動悸、麻酔に伴う悪心や幅吐などが生じることがある。 発生する可能性は極めて少ないが、母体に影響を及ぼす場合には適切な治療を行う。 同様に極めてまれだが、外回転術中に児心拍異常が生じることもある。万が一発生した場合には、速やかに帝王切開術へ移行する。 ただし、上記の心拍異常や常位胎盤早期剥離によって緊急帝王切開術に移行するものは約0.5%とされている。(Green-top guideline No.20au002F英国のガイドライン)。常位胎盤早期剥離の発症に関する多数の論文を解析した別の報告(メタアナリシス)では、その発生は0.08%と自然発生頻度と同等もしくはそれ以下であるとしているので、そもそも外回転術とは関連がない可能性もある。 (2)起こりえる利益と不利益 * 利益:頭位になることで帝王切開術が避けられる。 * 不利益:上記の合併症が起こりうる可能性がある。 5. 考えられる代替案(本医療との長所・短所の比較) (1) 代替案:帝王切開術 * 長所:予定を組んで上記のリスク無く児を出することができる。 * 短所:帝王切開術として開腹の手術が必要となり、腹部に傷あとが残るのはもちろんのこと、出血や感染や血栓などの帝王切開術のリスクがある。 1. 本医療による病状・症状の改善の見込みu2028報告では 60~90%前後の成功率とされている。私が受けた病院は約85%の成功率とのことでした。 2. 回復に関連して考えられる問題 u2028文献上、因果関係は否定されているが、外回転術成功後にも胎児心拍異常の可能性が考えられる。そのため、前日の入院および外回転術後に少なくとも1泊入院が必要。また帰宅後に急激な腹痛や出血があった場合は必ず当院を受診すること。u2028また、その後の経分娩中の心拍異常により緊急帝王切開術となる可能性もあり、外回転術が成功しても帝王切開術を必ず回避出来るわけではない。 3. 本医療を受けないことによってもたらされる結果 4. 上記の通り、帝王切開術となる。 ——————————— 説明はざっと以上でした👶 ちなみに費用は2泊3日の入院も入れて7万円程度でした ↑後日のクレジット精算で費用を確認したところ、 正確には¥61,950でした🌿 帝王切開も外回転術も、普通分娩、和痛無痛も全てにリスクはあると思いますが、 1番大事なのはご本人が納得して受ける事だと思うので 医師や看護師、信頼できる人に相談して決めていくのが個人的には良いのかなと思います🌿